顕微授精法
男性不妊または精子異常などの問題がある場合は、ICSIが効果的です。
卵細胞質内精子注入法(ICSI)は、IVF治療での受精の段階で行います。エンブリオロジストが注意深く精子を検査し、最も健康的なものを選別、卵子に直接注入し受精させます。
卵子の数が少ない場合、ICSIは受精率を高め、IVFに使う胚を得ることができる可能性があります。
ICSIの適応
- 精子の減少・乏精子症
- 精子無力症
- 逆行性射精
- 精子異常
- 精子抗体
- 卵子が強すぎて精子が侵入できない
ICSIは、受精のステージ以外はIVFと同じプロセスで行います。

ステップ1:準備

ステップ2:ベースライン検査

ステップ3:排卵

ステップ4:トリガーショット

ステップ5:卵子採取

ステップ6:受精
エンブリオロジストが卵子を検査し、受精に向けて準備をします。
精子の採取後、精子は洗浄され検査されます。もし選ばれたサンプルに異常または運動性や
強度に問題があった場合、ICSIを行うことになります。
強くて健康な精子は分別され、エンブリオロジストが最適な精子を選び、卵子に直接精子を注入します。受精後、培養され、胚になります。

ステップ7:胚移植

ステップ8:2週間待機

ステップ9:妊娠検査
ICSIは、異常のある精子を避けているため、受精率が高くなりより質の高い胚を作ることができます。